淡路島の西側、洲本市五色町にある都志港(つしこう)は、キスやカレイの投げ釣り、アジ・イワシのサビキ釣り、タチウオなどが狙える釣り場です。ただし都志港は、北に長く伸びる防波堤が立入禁止になっているうえ、護岸への車の乗り入れも制限されていると、複数の釣り場情報で伝えられています。「車を横付けして釣れる港」という昔の情報を、そのまま今の釣行計画に使わないでください。
この記事では、都志港へ釣りに行く前に知っておきたい「今、入ってよい場所か」「車はどこに停めるか」「トイレは」「何が釣れるか」「風と天気の注意点」を順番に整理します。あわせて、私が2019年12月に都志港でカレイを狙った実釣記録も載せています。
釣り場の立入禁止・釣り禁止の状況は変わることがあります。この記事は、釣り場情報サイトや現地を訪れた方の報告(掲載日・投稿日を本文に明記)をもとに整理しました。都志港の立入禁止について、洲本市や兵庫県などの公的機関の告知は、今回の調査では見つけられていません。ネット上の情報より、現地の「立入禁止」「釣り禁止」「車両進入禁止」の表示を必ず優先してください。
目次
淡路島・都志港で釣りをする前に知っておきたいこと
都志港は、淡路島の西海岸(播磨灘側)にある港です。風力発電の風車がある埋立地と、新都志海水浴場が隣にあり、港の周りに護岸・テトラ帯・防波堤が並んでいます。
釣り場として見たときに大切なのは、次の4点です。ここを押さえておくと、現地で「入れない」「停められない」「風で釣りにならない」という失敗を避けやすくなります。
- 北に長く伸びる防波堤(赤灯のある長い波止)は立入禁止
- 護岸への車の乗り入れは制限されているという報告がある(横付け前提で行かない)
- 冬は北西風をまともに受けやすい。風が強い日は東側の釣り場も候補に
- 港の近くに釣具屋・コンビニは見当たらなかった(エサ・飲み物は事前に用意)
都志港は釣り禁止?立入禁止の場所と最近の報告
「都志港は釣り禁止なのか」は、検索でもよく調べられている点です。結論から言うと、港全体が釣り禁止と公的に告知されているかは確認できませんでした。ただし、立入禁止の場所があることは複数の情報源で一致しており、最近は港内も釣り禁止になっているという報告もあります。場所ごとに分けて整理します。
北に伸びる長い防波堤は立入禁止
風車のある埋立地から北に伸びる長い防波堤(赤灯のある長い波止)は、立入禁止です。これは、釣り場情報サイト「海の釣り場情報」、「兵庫県南部と淡路島の海釣りポイント」(2024年10月15日更新)、「釣り場Navi」、「うおそく」のいずれでも共通して書かれています。
釣り場Naviによると、この北防波堤はかつて人気のポイントでしたが、台風や荒天の波でケーソン(防波堤の土台となるブロック)がずれて危険になったことから、立入禁止になったとされています。うおそくでは、フェンスが設置されていると紹介されています。
護岸への車の乗り入れは制限されているという報告
以前の都志港は、港内の護岸に車を横付けして釣りができる場所として知られていました。2019年5月撮影の写真を載せた「海の釣り場情報」や、2022年1月の釣りブログでも、岸壁は車を横付けできると紹介されています。
一方で、釣り場Naviでは「護岸には車で侵入できない」と書かれており、うおそくでも「護岸も工事により車両進入禁止」とされています。時期によって状況が変わっているため、車を横付けできる前提で計画を立てない方が安全です。
2025年10月には「港内も立入禁止・釣り禁止」という報告も
うおそくの都志港のページには、2025年10月3日付で「紹介している港内は立入禁止で釣り禁止です。当然、車の横付けもできません」という利用者の投稿があります。匿名の投稿1件のため、港内のどの範囲が対象なのかまでは分かりませんでした。
とはいえ、最も新しい情報が「釣り禁止」という報告である以上、軽く考えない方がよいと思います。現地で立入禁止や釣り禁止の表示を見かけたら、その場所では釣りをしないでください。ルールが守られないと、港全体が釣り禁止になってしまうおそれもあります。
都志港の釣りポイント
ここでは、釣り場情報サイトで紹介されている主なポイントを、場所ごとに整理します。前の章のとおり、港内側は最近「釣り禁止」という報告もあるため、現地の表示を確認したうえで参考にしてください。
海側の手すり付き護岸
長い防波堤の付け根から続く、沖向きの護岸です。手すりがあって足場が良く、入口のスロープは車椅子でも利用できると「兵庫県南部と淡路島の海釣りポイント」で紹介されています。防潮堤の切れ目から、スロープや階段で入る形です。
ただし、手すりが途切れている場所もあると書かれています。子ども連れの場合は、手すりのない場所に近づかないよう注意してください。投げ釣りでキス・カレイ、ウキ釣りでチヌ・グレ・メバルなどが狙えるとされています。
港内側の護岸
港の内側の護岸は、サビキ釣りやちょい投げがしやすく、トイレも近いことから、家族連れ向けのポイントとして紹介されてきました。アジ・イワシのサビキ釣りや、ちょい投げでのキス・カレイ・ハゼなどが狙いやすい場所です。
ただし、2025年10月に「港内は立入禁止で釣り禁止」という報告があるのはこの港内側です。現地で表示が出ていないかを、必ず確認してください。
テトラ際
海水浴場側から護岸にかけて、消波ブロック(テトラポッド)が並ぶ場所があります。釣り場Naviでは、ガシラ・メバル・チヌなどの根魚や、投げ釣りの魚が狙えると紹介されています。2019年12月に私がちょい投げをしたのも、このテトラ周りでした。
テトラの上は足場が悪く、落ちると大きな事故につながります。テトラの上には乗らず、ライフジャケットを着けて釣りをしてください。
都志港の駐車場・トイレ
都志港の周りには、釣り場情報サイトで紹介されている駐車場とトイレがあります。ただし、料金や台数を公式に確認できたものはありませんでした。
| 場所 | 紹介されている内容 |
|---|---|
| 都志港望陽台の前の駐車場 | 釣り場の目の前にある駐車場として紹介(釣り場Navi)。2022年の釣りブログでは「5台くらい駐車可能」とされている |
| 新都志海水浴場の駐車場 | 広い駐車場として紹介。海水浴シーズンは満車になりやすい(釣り場Navi・2022年の釣りブログ) |
| トイレ | 都志港緑地公園の公衆トイレ、新都志海水浴場の公衆トイレが紹介されている |
※料金・台数・利用時間は、公式情報で確認できませんでした。現地の表示に従ってください。
私が2019年12月に行ったときも、トイレは釣り場の近くにありました。ただ、そのときは駐車場ではない場所に車を停めてしまっていて、正直おすすめできる停め方ではありませんでした。路上駐車は漁業関係者や近くの方の迷惑になるので、上の駐車場を使ってください。
都志港で釣れる魚と釣果
都志港では、季節によってさまざまな魚が狙えます。釣り場情報サイトで紹介されている主な魚を、釣り方ごとにまとめると次のとおりです。
| 釣り方 | 主な魚 |
|---|---|
| 投げ釣り・ちょい投げ | キス、カレイ、ハゼ、マゴチ、ヒラメ |
| サビキ釣り | アジ、イワシ、サバ、サヨリ |
| ウキ釣り・根魚狙い | チヌ、グレ、メバル、ガシラ(カサゴ)、ハネ(スズキの若魚) |
| ルアー・エギング・テンヤ | タチウオ、アオリイカ、青物、マダコ |
出典:釣り場Navi、兵庫県南部と淡路島の海釣りポイント(2024年10月15日更新)、うおそく。時期による釣果の保証ではありません。
キス:港内の引き釣りで良型の実績
シマノ公式サイトの釣りコラム「お手軽&好釣果の期待大! 投げで楽しむキス五目釣り」では、投げ釣りの名手・日置淳さんが淡路島でキスを狙った際、過去の実績から都志に狙いを絞ったと紹介されています。広い港内を引き釣りで探ってキスの群れを見つけ、23.5cmを頭に良型を連発したそうです。
同じコラムでは、淡路島の港周りでは初冬や春にカレイも有望だと書かれています。キス釣りは夏から秋、カレイは初冬から春、というのが一つの目安になります。
私の釣果:フグ・カサゴ・ハゼ
私が2019年12月にカレイ狙いのちょい投げをしたときの釣果は、フグ・カサゴ・ハゼなど数匹でした。本命のカレイは釣れていません。強い北西風の中での2時間ほどの釣りだったので、条件が悪かったのも理由だと思います。詳しくは後の実釣記に書いています。
都志港の天気・潮見表は「風向き」を必ず確認
都志港で釣りをするなら、天気予報では雨よりも風向きと風の強さを先に確認することをおすすめします。都志港は淡路島の西側にあり、冬に吹く北西からの風をまともに受けやすいためです。
私は2019年12月、このことを知らずに強風の日に都志港へ行き、アタリがまったく分からない状態で釣りをすることになりました。冬場に北西風が強い日は、淡路島の東側にあって北西風の影響を受けにくい、洲本港などの釣り場に切り替えるのも一つの方法です。
潮見表は、潮見表サイトや気象庁の潮位表で、都志に近い地点のものを確認してください。キスやカレイの投げ釣りは、潮が動く時間帯を狙うのが基本です。風向き・風速・潮の3つを、出発前にまとめて確認しておくと安心です。
【実釣記】2019年12月、都志港でカレイを狙ってみた
ここからは、私が2019年12月に淡路島で釣りをしたときの記録です。初日は洲本港でカレイを狙ったものの釣れず、2日目の午前中、場所を変えて都志港へ向かいました。
強風と砂ぼこりの中でちょい投げ
この日は前日と打って変わって、風が強い日でした。都志港もカレイが狙えるポイントですが、冬場は北西からの風をまともに受けてしまいます。風が強い日は北西風の影響を受けにくい釣り場を選ぶのが基本だと、私は現地で知りました。時すでに遅しで、仕方なく強風の中でカレイを狙うことにしました。
平日の朝とあって、釣り人はほかにいませんでした。近くでショベルカーが砂を掘る作業をしていて、強風で砂が舞い、体中が砂まみれになりました。テトラ周りにカレイ仕掛けのちょい投げで竿を立てましたが、強風の中ではアタリなんて分かるはずもありません。それでも一瞬強いアタリがあり、引き上げてみると…

フグでした。こんなもん要らん! フグさん、ごめんなさい。m(__)m


強風で倒れた竿を車でひいてしまった
当時は車を釣り場のすぐそばに停められたので便利だったのですが、それがアダになりました。少し車を動かしたときに、強風で倒れていた竿に気づかず、買ったばかりのシマノ「17 ホリデー磯 3号 350」を車でひいてしまったのです。

風の強い日は、竿を立てかけたままにせず、寝かせて置くか、竿立てにしっかり固定してください。皆さん、お気をつけて!(泣)
釣果と、この日の反省
釣果はフグ・カサゴ・ハゼなど数匹でした。風よりも、砂が目に入って痛かったので、2時間ほどで場所を移動しました。この日の反省は、出発前に風向きを確認しなかったことに尽きます。次に都志港へ行くなら、北西風が弱い日を選びます。
※釣り場の近くでショベルカーが作業していたのは2019年12月当時の話です。「兵庫県南部と淡路島の海釣りポイント」でも、2019年6月時点で港内側の一部が工事中だったと書かれています。
都志港の近くに釣具屋・コンビニはある?
私が都志港に行ったときは、港の近くに釣具屋やコンビニは見当たりませんでした。現地でエサや仕掛けが足りなくなっても、すぐには買い足せないと考えておいた方がよいと思います。
エサ・仕掛け・飲み物・食べ物は、淡路島に入ってから、洲本市街などで事前にそろえておくのがおすすめです。洲本市街の釣具屋は、洲本港の釣り場ガイドの「洲本港 釣具屋」の章で紹介しています。
都志港の釣り場マップ(2019年に作成)
私が2019年の釣行のあとに作った、都志港の釣り場マップです。港の形や、護岸・テトラ帯・防波堤の位置関係をつかむ参考にしてください。

※2019年作成のため、現在の立入禁止・車両進入禁止の範囲は反映していません。現地の表示を優先してください。
都志港へ持っていく道具は釣りに必要なもの一覧で、堤防で身につけたい釣り用のライフジャケットもあわせて確かめてください。
まとめ|都志港は「入ってよい場所」と「風」を確認してから
都志港は、キスやカレイの投げ釣り、サビキ釣り、根魚狙いまで楽しめる淡路島西側の釣り場です。一方で、立入禁止の防波堤や車両の進入制限があり、2025年10月には港内も釣り禁止という報告もあります。
- 北に伸びる長い防波堤には入らない
- 現地の「立入禁止」「釣り禁止」「車両進入禁止」の表示を確認する
- 車は駐車場に停める(路上駐車はしない)
- 冬は北西風の予報を確認し、強い日は東側の釣り場も検討する
- エサ・仕掛け・飲み物は事前に用意する
- テトラの上には乗らず、ライフジャケットを着ける
淡路島のほかの釣り場は、洲本港の釣り場ガイド(ポイント・駐車場・トイレ・釣り禁止エリア)と、炬口漁港の釣り場ガイド(禁止区域・駐車場)にまとめています。北西風が強い日の候補として、あわせてご覧ください。
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