海釣りで釣れる魚・ルアー|初心者が狙いやすい魚種

海釣りで釣れる魚は、釣り場・時期・釣り方の3つでほぼ決まります。同じ堤防でも、夏はサビキでアジやイワシ、秋はタチウオやアオリイカ、冬はメバルやカレイと、季節によって顔ぶれが入れ替わります。この記事では、関西(大阪湾・明石・淡路島)で実際に釣りをしてきた経験と、当サイトで調べた釣り場の情報をもとに、海釣りで何が釣れるかを時期と釣り方から整理し、ルアーで釣りたい人向けの選び方もまとめました。

なお、海釣りの釣果は天候・潮・水温に左右され、同じ場所・同じ時期でも釣れない日があります。ここで紹介する時期は「狙いやすい目安」として読んでください。

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海釣りで釣れる魚の種類と時期

海釣りで釣れる魚は、季節ごとに入れ替わります。まずは関西の堤防・海釣り公園で狙いやすい魚を季節別の早見表で確認し、そのあと「海釣り公園で釣れる魚」「初心者が狙いやすい定番の魚」「10月に狙える魚」の順に見ていきます。

季節 狙いやすい魚 主な釣り方
春 メバル・ガシラ(カサゴ)、アオリイカ(大型)、ハネ・セイゴ(スズキの若い魚)、サバ(5月下旬〜) 電気ウキ、エギング、ウキ釣り
夏 アジ・イワシ・サバ、サヨリ、ケンサキイカ(夜) サビキ、ウキサビキ、エギング
秋 アジ・イワシ・サバ、タチウオ、アオリイカ(新子)、ツバス・ハマチなどの青物(年による) サビキ、ルアー、電気ウキ(夜)、エギング
冬 メバル・ガシラ、カレイ、サヨリ 電気ウキ、投げ釣り、サヨリ仕掛け

※当サイトの大蔵海岸・鳴尾浜海釣り公園の記事で調べた、釣果情報サイト・釣具店・施設の公式情報をもとにした目安です。地域や年によって時期はずれます。

海釣り公園で釣れる魚と、ルアーが使えない施設もある点

海釣り公園は、足場がよく、竿のレンタルや売店がある施設が多いため、初めての海釣りに向いています。釣れる魚の中心は、サビキで釣れるアジ・イワシ・サバで、施設によってはサヨリ、チヌ(クロダイ)、ハネ、タチウオ、青物も上がります。

ただし、海釣り公園は、施設ごとに使える釣り方が決まっています。たとえば兵庫県西宮市の鳴尾浜海釣り公園では、けがの事案が多いことから2021年4月1日からメタルジグ・ジグヘッド・エギなどのルアー類が使用禁止になっており、ちょい投げなどの投げ釣りもできません。ルアーで釣りたい人が知らずに行くと、道具がまったく使えないことになります。

出かける前に、施設の公式サイトで「釣れている魚(釣果情報)」と「禁止されている釣り方」の両方を確認しておきましょう。鳴尾浜の料金・レンタル・釣れる魚は鳴尾浜海釣り公園の釣果・料金・営業時間・駐車場でまとめています。

海釣りでよく釣れる定番の魚と狙い方

初心者が最初の1匹に狙いやすい定番の魚を、釣り方とルアーで狙えるかどうかで整理しました。エサ釣りとルアー釣りのどちらで始めるかを決める材料にしてください。

サビキで狙える定番の魚。上からアジ・イワシ・サバ(イメージ)。

魚 エサ釣りでの主な釣り方 ルアーで狙えるか
アジ・イワシ・サバ サビキ アジはアジング、サバはメタルジグで狙える
メバル・ガシラ(カサゴ) 電気ウキ、探り釣り、穴釣り 狙える(ジグヘッド+ワーム)
キス・ハゼ・カレイ ちょい投げ、投げ釣り 基本はエサ釣り
チヌ(クロダイ) フカセ釣り、落とし込み 狙える(チニング)
スズキ(シーバス)・ハネ ブッ込み、エビ撒き 狙える(ミノーなど。ルアーが主流)
タチウオ 電気ウキ(夜) 狙える(ワインド、メタルジグ)

道具を何も持っていない場合は、まずサビキでアジ・イワシを狙うのがいちばん手軽です。最初に揃える道具は釣りに必要なもの一覧で、サビキの仕掛けは真冬でもアジが釣れる!サビキのウキ仕掛けで紹介しています。ルアーで狙いたい人は、後半のルアーの選び方に進んでください。

ゴンズイ・ハオコゼ・アイゴなど、ヒレにとげや毒を持つ魚が釣れることがあります。見慣れない魚は素手で触らず、フィッシュグリップやタオルを使って針を外してください。

10月の海釣りで釣れる魚と狙い方

10月は、夏の魚がまだ残りつつ、秋の魚が本格的に釣れ始める時期で、1年の中でも狙える魚の種類が多い季節です。関西の堤防では、サビキのアジ・イワシ・サバに加えて、タチウオ、アオリイカの新子、年によってはツバス・ハマチなどの青物が狙いになります。

初めての人が1匹目を狙うなら、次のように釣り方で絞ると迷いません。

秋に狙える魚介の例。左からタチウオ・アオリイカ・ハマチ(イメージ/大きさの比率は実物と異なります)。

  • エサ釣りなら:サビキでアジ・イワシ・サバ(日中でも狙いやすい)
  • ルアーなら:青物・サバはメタルジグ、アオリイカはエギング
  • 夜釣りなら:タチウオ(電気ウキまたはルアー)

タチウオは夕マズメから夜が中心になるため、両手が空くヘッドライトがあると安全です。選び方は釣り用ヘッドライトの選び方で解説しています。また、釣れる時期は年や地域で前後するので、出かける前に地元の釣具店のブログや釣果情報サイトで、その週に何が上がっているかを確認しておくと空振りを減らせます。

海釣りで釣れるルアーの選び方

海釣りのルアー選びは、「釣りたい魚」→「狙う層(レンジ)」→「ルアーの種類と重さ」の順に決めると迷いません。ここでは3つのステップに加えて、岸からと船からで重さの考え方がどう違うか、筆者が実際に釣れたジグも紹介します。

ステップ① 釣りたい魚を絞る

最初に、釣りたい魚を1つに絞ります。魚によって合うルアーがまったく違うため、「何でも釣れるルアー」を探すより、狙いを決めた方が早く結果につながります。

  • アジ・メバルなどの小型魚:1〜3g程度の軽いジグヘッド+ワーム
  • シーバス・ヒラメ:ミノーやシンキングペンシル
  • ツバス・ハマチ・サバなどの回遊魚:メタルジグ
  • アオリイカ:エギ

左上:ジグヘッド+ワーム、右上:ミノー、左下:メタルジグ、右下:エギ(イメージ/特定の商品ではありません)。

ステップ② レンジ(狙う層)を決める

次に、ルアーを泳がせる層を決めます。魚がいる層を外すと、ルアーの種類が合っていても釣れません。海面付近・中層・海底付近のどこを通すかで、選ぶルアーが変わります。

  • 海面〜中層:フローティングミノー、トップウォータープラグ
  • 中層〜海底:シンキングミノー、メタルジグ、バイブレーション
  • 海底付近:ジグヘッド+ワーム、エギ

メタルジグは、沈める時間を変えるだけで海面から海底まで探れるため、どの層に魚がいるか分からないときにも使いやすいルアーです。一方で、海底付近を狙うほど根掛かりしやすくなるので、着底したらすぐに巻き始めるのが基本です。

ステップ③ 岸から投げるならメタルジグの重さはロッドに合わせる

岸から青物やサバを狙うショアジギングでは、使うルアーの重さをロッドに表示された「適合ルアーウエイト」の範囲内で選ぶのが基本です。範囲を超える重さを投げると、ロッドが折れる原因になります。そのうえで、潮が速い・風が強い・遠くまで飛ばしたいときは重め、浅い場所や潮が緩いときは軽めを選びます。

筆者は淡路島の翼港で、堤防からダイワの「サムライジグR」を投げてツバス(関西でのブリの若い魚の呼び名)を釣りました。ダイワ公式サイトによると、サムライジグRはショアジギング用のメタルジグで、ウエイトは20g・30g・40g・60gの4種類です。対象魚として、サバ・ソウダガツオ・サワラなど小魚を食べるフィッシュイーターや、イナダ・タチウオ・青物が挙げられています。

重さは釣り場の水深・潮の速さと、手持ちのロッドの適合ウエイトで決まるため、ここでは1つの重さに絞らず、重さ違いを比べられる一覧ページを紹介します。

エビりや糸がらみが起きにくい設計なので、投げるたびに仕掛けを直す手間が減り、釣りそのものに集中できます。ただ巻きでも泳ぐため、シャクリに慣れていない最初の1本にも向いています。筆者もこのジグで、堤防からツバスを釣りました。

ラインは、細くても強いPEラインに、根ズレや歯に強いショックリーダーを結ぶのが海のルアー釣りの一般的な組み合わせです。カラーは、日中はシルバーなどのナチュラル系、朝夕や濁りがある日は目立つ色、と使い分けると選びやすくなります。

船から狙うならジグの重さは水深と潮の速さで変わる

船からのジギングでは、岸からの釣りよりも水深が深く、潮の流れも日によって大きく変わります。底が取れない軽いジグでは釣りにならないため、水深と潮の速さに合わせてジグの重さを変えるのが基本です。乗船する船宿によって推奨されるジグの重さが案内されていることも多いので、予約時に確認しておくと安心です。

船からジグを沈めて狙うジギング(イメージ)。

筆者は京都・舞鶴の船釣りで、ディープライナーのメタルジグと、ダイワの「ソルティガ スイムチョッパー」を使い、キジハタ(関西ではアコウとも呼ばれる高級魚)が釣れました。ダイワ公式サイトによると、ソルティガ スイムチョッパーは細長い形のスリムジグで、中深海や青物・マグロ類の攻略向けとされ、ウエイトは200g〜400gの6種類です。

船のジギングは、その日の水深と潮で必要な重さが変わるため、こちらも重さ違いを比べられる一覧ページを紹介します。

ディープライナーは、「難しい操作なしで、多くの人に釣ってほしい」という考えで作られているジギングブランドです。釣り場の状況別・魚種別にジグがそろっているので、狙う魚と船宿が案内する重さから選べます。筆者は舞鶴の船釣りで、キジハタを釣りました。

ソルティガ スイムチョッパーは、シャクった後の動き出しが素直で、ロッドを動かすタイミングがつかみやすいジグです。派手に動かすより綺麗に泳がせる設計なので、ジグを見慣れて警戒している魚を狙うときの選択肢になります。

舞鶴での船釣りの様子は舞鶴【船釣り&舞鶴とれとれセンター】日記、前泊・後泊の宿は舞鶴釣行の前泊・後泊、実際に利用したホテル8選で紹介しています。

海釣りのルアーで釣れる魚と相性

ここまでの内容を、釣り方・ルアー・釣れる魚の対応表にまとめました。狙いたい魚から逆引きして、使うルアーを決めてください。

釣り方 主なルアー 釣れる魚 狙いやすい時期の目安
ショアジギング(岸) メタルジグ ツバス・ハマチなどの青物、サバ、サゴシ、タチウオ 青物は秋が中心(年による)
ジギング(船) メタルジグ(水深・潮に合わせた重さ) 青物、キジハタ、根魚など(海域による) 船宿の釣果情報で確認
ライトゲーム ジグヘッド+ワーム アジ、メバル、ガシラ 通年(夜が狙い目)
シーバスゲーム ミノー、シンキングペンシル スズキ(シーバス)・ハネ 春・秋
エギング エギ アオリイカ 秋(新子)・春(大型)

アジを専用のロッドで狙う方法はダイワ アジングロッド 月下美人で紹介しています。また、前半で触れたとおり、海釣り公園の中にはルアーが禁止されている施設もあるため、ルアーで釣る場合は、釣り場のルールを先に確認してください。

まとめ

何が釣れるかは、どこで・いつ・どんな釣り方をするかの組み合わせで変わります。出かける前に見返せるよう、この記事の要点を最後にまとめておきます。

この記事のポイント
  • 初めての海釣りは、サビキでアジ・イワシ・サバから始めると道具も少なく済む
  • 10月は夏と秋の魚が重なり、1年でも狙える魚が多い
  • ルアーは「魚→層→種類と重さ」の順に決める
  • ジグの重さは、岸ならロッドの適合ウエイト、船なら水深と潮で選ぶ
  • 海釣り公園はルアー禁止の施設もあるので、ルールと最新の釣果を先に確認

まずは身近な堤防や海釣り公園で1匹を釣ってみて、慣れてきたらルアーや船釣りへ広げていくと、海釣りの楽しみ方が少しずつ増えていきます。

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