西暦20××年、第三次世界大戦の烙印が焼き付けられた荒れ果てた世界。核戦争や生物兵器の被害は人々に多くの痛みをもたらし、その結果、新たなる存在が誕生していた。ミュータントと呼ばれる彼らは、時に奇怪で、時に美しい姿を持ち、そして人間にとっては脅威的な存在として知られていた。
最初のエピソードは、自然の中で生まれた海のミュータントの物語である。
空飛ぶ毒々しい巨大な猛毒フグ
浜辺で空手の修行を行っていたジョンが目にしたのは、1匹のフグ。フグは威嚇し小さいながらもトゲ出して体を膨らましていた。ジョンはイタズラ心でそのフグを踏みつぶしてしまった。
その瞬間、海から現れたのは、滞空する巨大な猛毒フグだった。
どうやらジョンが踏みつぶしたフグは、猛毒巨大フグの子供だったらしい。猛毒巨大フグは怒り狂って、ジョン達目掛け突進してきた。
ジョンはとっさに蹴りで応戦するが…
猛毒巨大フグは鋭く堅い歯を使い、ジョンの脚を噛み切った。
足をちぎられたジョンは戦意喪失。その姿を見た猛毒巨大フグは、空の彼方に消えていった。
噛み切られた傷口から、猛毒のテトロドトキシンが回りジョンは絶命した。
イタズラ心を抱いたばかりに…あまりにも代償は大きかった。
ここで一句！
高みに立ち
調子に乗るが
代償重く
ミュータント名：スカフグ
空を飛ぶ巨大な猛毒フグ。メタンガスを自身で発生させ、空を自由に飛ぶことが出来る。鋭い硬質な歯はダイヤモンドも砕き、猛毒テトロドトキシンを自由に放出できる。火属性が弱点。
