第1章 ~平和な日々~
お玉片手に人類を救ってきた日本人おばあちゃん、ヒーロー・ザ・ババア。イノシシとの壮絶なバトルを展開した【ヒーロー・ザ・ババア】、巨大な雄鹿との戦い【ヒーロー・ザ・ババア【続編】~激闘の結末~】から50年以上が経ち、地球は平和な日々が続いていた。
人々はヒーロー・ザ・ババアこと、おばあちゃんの偉業を語り継ぎ、その勇気と力強い姿勢を讃えていた。おばあちゃんは今では老齢だが、彼女のトレードマークであるお玉を手にして、ジビエ料理屋とイノシシタクシーの運営を楽しんでいた。
彼女の友人たちは、彼女が日本中で有名になる前の彼女を覚えており、その優しさと思いやりを称えていた。しかし、平和はいつも永遠ではないことを示す兆しを見せ始めた…
そう、毒蝶々によって…
第2章 ~毒蝶々の襲来~
ある日、静かな風景が一変する。突如、空から降ってくる毒蝶々の大群が、村々を襲い始めた。
これらの毒蝶々は、唾液を吐きかけて人々を襲い、その唾液は致死的であった。
その毒が体内に回ると即死してしまうものもいれば、ゾンビ化してしまうものもいた。
人々は恐怖のあまり逃げ回り、村々は混乱の中にあった。
その中、笑顔でヒーロー・ザ・ババアはすぐさま行動に出た。
トレードマークのお玉を片手に、彼女は毒蝶々の大群に立ち向かった。しかし、彼女がお玉を振りかざしても、毒蝶々たちはまるで無敵のように見えた。
おばあちゃんは焦りを感じ、その場に倒れてしまった。
第3章 ~ヒーロー・ザ・ババアの再起~
その時、おばあちゃんの元に、かつて彼女と共に戦った仲間たちが駆けつけた。
イノシシと雄鹿、彼らはおばあちゃんの忠実な仲間であり、彼女をサポートするために戻ってきたのだ。
イノシシは突進し、毒蝶々を一掃しようとしたが、彼らは機敏に回避し、イノシシを攻撃し始めた。雄鹿も毒蝶々たちを角で突いたが、彼らの群れは逃げ回り、雄鹿は無力に感じた。
おばあちゃんは苦しんでいる仲間たちを見て、怒り狂った。
その途端…
彼女は目から、口から、耳から、鼻から、そしてお玉から、驚くべきレーザービーム光線を放ち始めた。光線は毒蝶々たちを一瞬にして焼き尽くし、彼らは灰となって風に消えた。
第4章 ~平和の回復~
おばあちゃんの力強いレーザービーム光線によって、毒蝶々の大群は一掃され、村々は安堵の息をついた。彼女の仲間たちも無傷で助かり、感謝の意を示した。
平和が再び戻り、地球の景色は静かで美しいものとなった。おばあちゃんは、彼女のトレードマークであるお玉を振りかざし、人々に勇気と希望を与えた。再びヒーロー・ザ・ババアとしての名声を高めた。
ヒーロー・ザ・ババアは、猪・鹿・蝶を見事に成敗することに成功した。萩の猪、紅葉の鹿、牡丹の蝶を揃えた花札のように、勝者になったのだ。
いちびったヒーロー・ザ・ババアは、賭博場まで開き今よりもさらに大金持ちになったとか。ならなかったとか。
くわばらメデタシ…
この物語は、愛と勇気がどれほど強力であるかを示すものである。おばあちゃんの無償の愛と彼女の勇敢な行動が、世界を救う力となった。彼女は年をとったが、その心は永遠に若く、彼女のトレードマークのお玉は、どんな困難な状況でも立ち向かう力を象徴していた。
ヒーロー・ザ・ババアは、人々に希望をもたらし、困難に立ち向かう力を示す存在として、永遠に記憶されることだろう。そして、彼女の勇敢な行動が、私たちにも勇気を与え、愛と協力が世界を救うための力となることを示してくれるのだ。そして困難に立ち向かい行動する者だけが、富を得る事が出来るという成功理論をも説いているのだ。