ホープフルステークスは、JRAが中山競馬場で開催する1年を締めくくる最後のGⅠレースです。元々、ホープフルステークスはGⅡレースでしたが、2017年にGⅠに昇格され今年で7年目を迎えます。2019年には無敗の三冠馬、コントレールがホープフルステークスを制しています。よって、このレースの結果は次年度のクラシック戦線を予想する上で非常に重要となります。
ホープフルステークス2023過去
GⅠに昇格してからのホープフルステークス過去7年のデータを表にしてみました。
枠番 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 単勝オッズ | 騎手 | 調教師 | 馬主 | 生産者 | 種牡馬 | 位置取り | 逃げ馬からの位置(秒) | 上り3F |
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6 | 11 | ドゥラエレーデ | 14 | 90.6 | ムルザバ | 池添学 | スリーエイチレーシング | ノーザンファーム | ドゥラメンテ | 2-2-2-2 | 0 | 35 |
3 | 5 | キラーアビリティ | 2 | 3.1 | 横山武史 | 斉藤崇史 | キャロットファーム | ノーザンファーム | ディープインパクト | 3-3-3-3 | 0.5 | 35.8 |
6 | 10 | ダノンザキッド | 1 | 2.1 | 川田将雅 | 安田隆行 | ダノックス | ノーザンファーム | ジャスタウェイ | 4-3-5-3 | 0.3 | 36.4 |
2 | 2 | コントレイル | 1 | 2 | 福永祐一 | 矢作芳人 | 前田晋二 | ノースヒルズ | ディープインパクト | 4-4-3-2 | 0.6 | 35.8 |
4 | 5 | サートゥルナーリア | 1 | 1.8 | M.デム | 中竹和也 | キャロットファーム | ノーザンファーム | ロードカナロア | 2-2-3-4 | 0.2 | 35.3 |
4 | 7 | タイムフライヤー | 1 | 4.2 | C.デム | 松田国英 | サンデーレーシング | 社台コーポレーション白老ファーム | ハーツクライ | 15-16-16-9 | 1.4 | 35.5 |
勝馬の人気を見ると、4回が単勝1番人気、1回が単勝2番人気と人気馬が強いのがわかります。唯一2022年のドゥラエレーデが90.6倍の14番人気で穴を開けました。
枠順データでは全てが6枠以内の馬。騎手を見てみると毎年、違う騎手、調教師が優勝しています。馬主はキャロットファームが2回優勝し、種牡馬はディープインパクト産駒が2回優勝しました。
優勝馬の通過順位を見ると、多くは4角4番手までを先行し、上り35秒台の脚を使い勝っています。過去データからホープフルステークス2023を優勝するには、6枠までに入った先行能力の高い馬を狙うのが望ましい。
そういう馬は、近走でスピード能力の片輪を見せているはずなので、人気もするだろうが、昨年のように人気馬達が追い込み一辺倒だと、人気薄の先行馬も浮上する可能性もある。
ホープフルステークス2023 オッズ
オッズ理論でホープフルステークス2023を分析すると、朝一オッズ【9:38】より単勝30倍以下の頭数が9頭、馬連1番人気オッズが8.4倍。馬連第2断層は、11位の後と見て取れる。よって馬連ランク8位~11位の4頭が穴馬になる。買い目は馬連で、穴馬⇒馬連上位ランク4頭。
今回は有馬記念同様、予想オッズと朝一オッズを比較して穴馬を探してみよう。以下はオッズ理論による馬連第2断層がある11位までの馬達の比較表です。
人気 | 馬番 | 馬名 | 予想オッズ | 朝一オッズ |
---|---|---|---|---|
1 | 6 | シンエンペラー | 3.4 | 4.2 |
2 | 1 | ゴンバデカーブース | 6 | 4.8 |
3 | 13 | レガレイラ | 8.6 | 4.2 |
4 | 2 | ヴェロキラプトル | 10.2 | 16.1 |
5 | 16 | センチュリボンド | 11.9 | 8.9 |
6 | 15 | ウインマクシマム | 14.7 | 18.8 |
7 | 11 | ショウナンラプンタ | 15.8 | 11.9 |
8 | 18 | ミスタージーティー | 16.2 | 19 |
9 | 10 | シリウスコルト | 21.6 | 25.9 |
10 | 9 | タリフライン | 22.3 | 35.8 |
16 | 12 | ディスペランツァ | 58.2 | 37.1 |
穴馬の定義は、実力があるけど人気がない。予想オッズより朝一オッズをが高い【売れていない】馬が穴馬の資格ありと考えられる。ホープフルステークス2023で穴馬の定義に合致した馬は5頭ほどいるが、予想オッズと順位が入れ替わるほどの合致した馬は1頭しかいない。それは、ヴェロキラプトル。予想オッズでは単勝4番人気だったが、朝一オッズでは6番人気になっている。また比較で順位は入れ替わってないが、タリフラインは予想22.3⇒朝一35.8倍と表の中で一番オッズの上り幅が大きい。よってヴェロキラプトルとタリフラインは要注意しないといけない穴馬になる。
ホープフルステークス2023 予想
ホープフルステークス2023を馬連予想してみた。
過去の結果データから、6枠以内で先行できる馬は、ヴェロキラプトル・シリウスコルト。この馬連は是非とも買っておきたい。
時系列オッズ比較からでは、馬連中穴決着予測【40倍~70倍】なので、ヴェロキラプトル・ショウナンラプンタの組み合わせ。
シリウスコルトはオッズ理論での穴馬になるが、前走を見ても同コースで、4番手から4角2番てに押し上げ35.6秒の脚を繰り出し勝利した。ホープフルステークスは合うはずで、2着はあると感じている。シリウスコルトから上位3頭の馬連は、買っておいて損はない。
ヴェロキラプトル・シリウスコルト
ヴェロキラプトル・ショウナンラプンタ
シリウスコルト⇒シンエンペラー・ゴンバデカーブース・レガレイラ
計5点買い