2020年1月11日(土)中山競馬場で、迎春ステークスが開催される。コースは芝2200メートル外回り。
競馬は1600M(1マイル)が基本の根幹距離と言われており、スピードとスタミナの半々を問われる距離とされている。
根幹距離とは、400Mで割り切れる距離のことを指し、2200Mは非根幹距離に当たる。
よって、マイルと違い迎春ステークスの舞台で問われる能力は、スピードよりスタミナに比重がかかる距離でもある。割合にしてスピードが4割スタミナが6割ぐらいか。
迎春ステークスを予想する際には、こういった適正に合う馬を見つけることが必要だと思う。
迎春ステークスの過去を振り返り、2020年の出走予定馬から勝ち馬を予想してみよう。
迎春ステークス 過去
迎春ステークスの過去5年の勝ち馬を、まとめた表が以下。
年 | 2019 | 2018 | 2017 | 2016 | 2015 |
---|---|---|---|---|---|
勝ち馬 | ウラヌスチャーム | ノーブルマーズ | ミライヘノツバサ | ヤマニンボアラクテ | トーセンアルニカ |
単勝人気 | 1番人気 | 1番人気 | 2番人気 | 3番人気 | 2番人気 |
単勝オッズ | 2.6 | 1.8 | 3.4 | 5.6 | 5.3 |
過去5年、単勝3番人気までの馬で勝ち馬が決まっている。穴党には望み薄のレースだと言える。
そんな本命志向の迎春ステークスで、過去5年で単勝1番人気に支持されつつも期待を裏切った馬は…
スズカヴァンガード、スティーグリッツ、サラトガスピリットの3頭。
これらの馬は、芝の2200Mより長い距離に良績があった。
また勝ち馬は芝の2200M以下の1800M~2000Mに良績があり、冒頭で触れたように、スタミナ6割スピード4割くらいの馬が本命候補になる。
迎春ステークス 2020
2020年の迎春ステークスの出走予定馬で、人気するであろう馬は現在3頭存在する。(以下)
馬名 | サトノエルドール | シルバーソニック | ルーカス |
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予想単勝人気 | 1番人気 | 2番人気 | 3番人気 |
予想オッズ | 3.5 | 4.8 | 5.5 |
サトノエルドールは全12戦で複勝率100%、シルバーソニックは、全6戦で連対率100%と馬券からは外せない上位2頭。ルーカス以下は予想オッズに差があったので、過去が示す通りこの3頭の中で勝ち馬が決まると想定している。
迎春ステークス 予想
迎春ステークスの過去を分析した結果をもとに、予想をしていきます。
出走予定馬、予想オッズ上位3頭の中で、2200M以上の距離はイマイチだが、1800M~2000Mの距離に良績があるのは、サトノエルドール。
サトノエルドールは中々、勝ちきれないのが唯一の不安も、シルヴァ―ソニックは前走2400Mの距離で買っているのでスタミナに比重がかかりすぎる感がある。この舞台で問われる能力を考えると、サトノエルドールの単勝勝負が望ましい。ルーカスはスピードに比重が傾いているので、ここではオミットした。