東京へ仕事で出張を利用し、ついでにこんな遠方まで来てしまった時の話。私は、宇都宮駅で「岩下の新生姜とりめし」を手に入れました。この駅弁は、栃木県で創業した「岩下の新生姜」で知られる岩下食品と、駅弁発祥の地である宇都宮駅で駅弁を販売している松廼家(まつのや)とのコラボレーション商品です。
まず、その見た目について。ピンクやイエローの淡い色がほんわかとした雰囲気を醸し出しています。うっすらとピンクがかった岩下の新生姜まぜご飯の上には卵そぼろが乗っており、中には鶏そぼろが層になっています。このご飯は、新生姜の味付けがほんのりと感じられ、とても優しい味わいです。
次に、その具材について。唐揚げの衣もさっぱりとした新生姜の味付けが施されており、非常に美味しくいただけます。この唐揚げは結構大きく、しかも3つも入っていますので、これだけでもなかなかのボリューム感があります。また、大きな鳥つくねも肉々しい食感でボリュームがありますが、新生姜入り油淋鶏ソースで味付けされており、さっぱりとしています。
さらに、うずらのたまごの岩下漬けは見た目はお菓子のようなピンク色ですが、味はかなり爽やかな感じです。ちなみに、「岩下漬け」とは岩下の新生姜のピンクの着け液を使った浅漬けの通称だそうです。
そして、付け合わせに人参の岩下漬け+くるみのマリネマスタード仕立てが添えられています。これら全てが組み合わさって、「岩下の新生姜とりめし」は全体的に爽やかさを感じる味付けで統一されています。
最後に、「岩下の新生姜とりめし」は950円で、購入場所は宇都宮駅内の松廼家(在来線改札内)です。栃木県の老舗・松廼家×岩下食品のコラボ弁当は、駅弁らしい地域性と個性的な味わい、そしてボリュームも十分なオススメのお弁当です。
以上が私の「岩下の新生姜とりめし」体験談です。この駅弁を手にした瞬間から食べ終えるまで、その美味しさと満足感は言葉では表現しきれません。大阪から栃木まではさすがに遠かったが、来た甲斐あったと思っています。あなたも是非一度お試しください。