京都競馬場

エルフィンステークスは京都競馬場の芝マイルで開催される、3歳牝馬限定戦。牝馬クラシック第一弾の桜花賞に繋がるレースとなっている。

過去10年のエルフィンステークスを振り返り、今年の予想をしてみましょう。

エルフィンステークス 過去

エルフィンステークスの過去10年の連対馬は以下の通り。

勝馬 人気 2着馬 人気 馬連
2019 アクアミラビリス 1 ブランノワール 4 1320
2018 レッドサクヤ 2 ノーブルカリナン 3 760
2017 サロニカ 3 アドマイヤローザ 2 1690
2016 クルミナル 1 ナガラフラワー 7 2120
2015 シャイニーガール 8 ショウナンパンドラ 1 2530
2014 トーセンソレイユ 2 ウインプリメーラ 1 850
2013 サンシャイン 2 フレイムコード 6 2250
2012 マルセリーナ 2 ノーブルジュエリー 1 300
2011 エーシンリターンズ 11 ヴィクトリーマーチ 1 5830

実に単勝1,2番人気が活躍していて、それらの連対率は55%、単勝1,2番人気のド本命で決着したのは2回と少ないが、どちらかは馬券に絡んでいる。

牝馬クラシックに繋がるステップレースではあるが、エルフィンステークスで連対し後にGⅠを勝ったのは、2012年のマルセリーナ、2015年のショウナンパンドラの2頭と案外少ない。

その後GⅠを勝てないが、上位人気が強いと言うことは、現段階での完成度が問われるレース。それがエルフィンステークスではないだろうか。

この時期で完成度が高いと言うことは、早熟であり、仕上がりが早い馬になります。早熟で仕上がっているから、クラシックでは通用しないのも頷ける根拠になります。

早熟の判定は、デヴュー時期に注目。陣営側は馬の成長度は理解したうえでデヴューさせていると仮定すると、エルフィンステークスを勝つにはデビューが遅くなるはずです。過去10年の勝ち馬の9頭が前年10/末~翌年1/末デビューでした。

また仕上がり速いについては、新馬を勝っているかどうかに注目。出走したことない馬が初戦の新馬戦を勝つには、その時に仕上がっているか、能力が抜けているかのどちらかになるのではないでしょうか。過去10の勝ち馬の9頭が新馬勝ちしています。

エルフィンステークス 2020

2020年のエルフィンステークス出走予定馬は以下の通り。

馬名 予想オッズ
ファーストフォリオ 2.5
メタモルフォーゼ 3.6
ライティア 4.4
ヴィースバーデン 9.2
グリンデルヴァルト 12.7
クリノプレミアム 20.9
デアリングタクト 22.2
ウインマイティー 24.3
スマートリアン 26.4
リネンファッション 33.7
エーポス 55.2
クーファイザナミ 74.9
ウインドラブリーナ 86.9
ビオグラフィー 94.1
ラヴォアドゥース 107.5
ホープホワイト 133

2020年のエルフィンステークス出走予定馬のなかで、過去データより完成度に繋がる早熟度と、仕上がり早度を確認してみましょう。

エルフィンステークスを勝つための条件:前年10/末~翌年1/末で新馬戦を勝っている。

条件をクリアしたのは、出走予定馬中4頭。

エーポス、クーファイナザミ、デアリングタクト、ファーストフォリオ

冒頭で過去10年のエルフィンステークスでは、単勝1,2番人気が強いと述べたので、該当馬4頭の中から選ぶならファーストフォリオという結論になります。