Excelは非常に強力なスプレッドシートソフトウェアであり、様々なデータ処理や計算を行うための多くの組み込み関数を提供しています。これらの関数は数値計算、文字列処理、日付と時刻の操作、論理関数、統計関数など、さまざまな用途に使用されます。Excel関数のいくつかを以下で説明します。
- SUM(合計)
セル範囲内の数値の合計を計算します。例えば、=SUM(A1:A5) と入力すると、セルA1からA5までの値の合計が求められます。
- AVERAGE(平均)
セル範囲内の数値の平均を計算します。例えば、=AVERAGE(A1:A5) と入力すると、セルA1からA5までの値の平均が求められます。
- IF(条件分岐)
指定した条件を評価し、条件が真の場合には指定した値を返し、偽の場合には別の値を返します。例えば、=IF(A1>10, “大きい”, “小さい”) と入力すると、セルA1の値が10より大きい場合には「大きい」、それ以外の場合には「小さい」と表示されます。
- CONCATENATE(文字列結合)
複数の文字列を結合して一つの文字列を作成します。例えば、=CONCATENATE(“Hello”, ” “, “World”) と入力すると、「Hello World」と表示されます。
- TODAY(今日の日付)
現在の日付を取得します。例えば、=TODAY() と入力すると、現在の日付が表示されます。
- COUNTIF(条件を満たすセルの数を数える)
指定した条件を満たすセルの数を数えます。例えば、=COUNTIF(A1:A10, “>50”) と入力すると、セルA1からA10までの値の中で50より大きい数値のセルの数が求められます。
これらはほんの一部であり、Excelには多くの関数が用意されています。関数はセルに直接入力する他に、他の関数と組み合わせたり、条件付き書式の設定などにも利用されます。Excelの関数は数式バーに入力したり、関数ウィザードを使用しても入力できます。関数ウィザードは「関数の挿入」ボタンから利用できます。数ある関数を使いこなすことで、仕事の合理化を図りミスも少なくなることでしょう。