東京競馬場

東京新聞杯は東京の芝マイルのGⅢ別定戦。勝ち馬は、ここ2年インディーチャンプやリスグラシューと言ったGⅠ馬を輩出しているレースでもある。

2020年の東京新聞杯は、過去データを使用することなく、各馬の近況を加味した予想をしてみようかと。あなたの参考になれば幸いです。

東京新聞杯 2020

2020年の東京新聞杯出走予定馬と、予想オッズは以下の通り。

馬名 予想オッズ
レッドヴェイロン 2.4
ヴァンドギャルド 4.0
プリモシーン 6.2
レイエンダ 7.1
サトノアーサー 9.7
クリノガウディー 13.8
シャドウディーヴァ 19.4
ケイデンスコール 19.5
ケイアイノーテック 25.0
ブレスジャーニー 56.8
ドーヴァー 74.9
キャンベルジュニア 91.7
プロディガルサン 130.2
モルフェオルフェ 145.1
クルーガー 156.3
スウィングビート 255.6
ロワアブソリュー 292.8
ゴールドサーベラス 782.2

単勝一番人気に支持されそうなのは、レッドヴェイロン。同馬は前走のキャピタルステークスの2着馬だ。

このキャピタルステークス組から7頭、東京新聞杯に出走するので、どんなレースだったかを検証したい。

このレースで逃げた馬はコスモイグナーツで、4ハロンラップが46.9-48.9とかなり前傾ラップに見える。

しかし実質コスモイグナーツ以下は5馬身以上離して逃げた形なので、このラップは信用できない。

2番手のサトノフィーバーのラップを検証してみると、自身の後半3F36.1、レースの前半3Fが35.0なので5馬身の差(ここでは1馬身0.15と設定)を考慮すると、サトノフィーバーが刻んだラップは、前35.8-後36.1程度。よって平均ペースだったと言える。

平均ペースだったなら、各馬力通りの決着かと思われるが…

勝ったのはドーヴァー。しかし内目を上手く立ち回り、直線も内よりから追い込んで、ロスなく立ち回った結果の勝ちといえる。

2着のレッドヴェイロンもドーヴァー同様だが、直線外に持ち出した分ロスがあるような感じだ。まともなドーヴァーに先着してもおかしくない。

このレースで注目したいのは、プレスジャーニー。勝ち馬と上り3Fは同じでメンバー中、最速。出遅れプラス直線も内外選びでモタモタしての5着。
まともなら際どかったと思う。

マイルチャンピョンシップGⅠ組からは、プリモシーン・クリノガウディ・レイエンダが出走予定。このレースはマイスタイルの逃げで前後半4Fが47.2-45.8と上りの速いレースになった。17番枠と外を引いて良い位置を確保できず、最後方からの競馬を強いられたレイエンダはともかく、良い位置を確保したプリモシーン・クリノガウディは案外な結果だと言える。この組からは、レイエンダの巻き返しに期待ができる。

最後に注目したいのは、シャドーディーバ。前走1600万の芝1800Mのレースに好感が持てる。レースのラップは前後半4Fが48.1-47.6だがシャドーディーバの前2頭が離して逃げたので推測だが、シャドーディーバの刻んだラップは前後半3Fが35.5-35.1ほどになるはず。(このレース前半3Fは36.2【ここでは1馬身0.15と設定】)

この流れならマイルは合うはずで、長い距離で結果を出せなかったが、マイルで返信する可能性も含む。東京新聞杯の穴馬として一考ありとみた。

※この予想記事は2/4に書き下ろしています。